2005年07月27日

海底ケーブル網

apcn2.jpg中国と世界を結ぶ海底ケーブル網です。
図で見るとかなりの本数が敷かれているのですが、実際に体感する速度は大変遅いのが現状です。
一番大きな問題は、やはり中国政府に管理されている国際ISPと呼ばれる関所でしょう。
このインターネットの関所の処理能力が上がらないと、スムーズなデーター転送はできないのではないかと。。。
中国はやはり社会主義国なので、規制もかなりあります。
隣の島の独立問題やら政府バッシング・海外に知られたくないニュースなどなど、そういった情報が漏洩するのを防いだりしている訳です。
また、人民に害を与えそうなサイトの閲覧なども防いでいます。

さて、こういった海底ケーブル網が敷かれている訳ですが、果たして自分でどこのケーブルに乗りたいかを指定する事はできるのでしょうか?
ちょっとでも早いケーブルに乗る事ができれば、現状の遅さも改善されるかもしれません。
ちなみに僕の自宅で計測した最速は6mbpsでした。
これは中国国内としてはかなり良い数値だと思います。
それでも日本の光と比べると1/5以下の速度しか出ていません。
現在のインターネットは動画を中心とした大容量転送時代を迎えています。
これをスムーズに閲覧する為には如何なる方法があるのか?
ネットワークの専門家に聞いてみました。

現在の日中ルートは事情があって、迂回ルートを通っているそうです。
この迂回ルートとは何か?
例えば中国から日本のサイトを閲覧する場合、中国―米国―日本―米国―中国というルートを通っています。
中国から直接日本へ入っている訳ではないのです。
これは、"tracert"と言ってインターネットのルートを辿る事で判明します。
日本へ接続するのに、わざわざ太平洋を横断している現状では、飛躍的な速度向上を望むのは難しいのではないでしょうか?
この迂回ルートを使う方法はあと2ヵ月以上も続くそうなので、当分の間は我慢が必要かもしれません。
さて、我慢という言葉が大嫌いな人の為にはこの迂回ルートを逆手に取った方法もあります。
日米間のケーブルには余裕がある訳ですから、この部分で速度を稼ぐ方法はどうでしょう?
米国はインターネット発祥の地です。
中国も米国向けには余裕のあるケーブルを持っています。
ですので、米国のサイトを見るのは比較的早い。
それと組み合わせて日米の余裕のある回線を選んで使う事で、現状も脱却できるのではないかと思います。
この件はもう少し検証を重ねてサイトで報告していきたいと思います。
お楽しみに。。。


posted by Sugar Heel at 13:09| Comment(5) | TrackBack(1) | 店主の独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
北京のCNCと上海の電信とで多少の違いがあるかもしれませんが、ちょっと認識が違うようなのでコメントしておきます。
日本へのルートはアメリカのみではありません。
たとえば、IIJ管理下の日本のネットワーク(IIJやSONET)にアクセスするにはABONEというバックボーンを通って直接日本にアクセスしています。この場合、スループットは非常に高く、さほど遅いとは感じません。
反対にJENSなどの管轄下にアクセスするにはアメリカを経由する上、SPRINTを経由するため非常にストレスを感じます。(今見たら、JapanTelecomに統合されたようですね)
この辺りの設定は、キャリア間の決め事でルートが決定するため、日本でどのプロバイダのサービスを使っているかによって違ってきます。
また、アメリカに対しては広い帯域があるように思われていますが、実際には中国からアメリカへのアクセスが一番のボトルネックになっています。実際、中国から海外へ出る経路は主なものとして、アメリカ、香港、台湾、日本、韓国とありますが、アメリカへのアクセスが一番遅くなっています。そのため、アメリカ経由で日本へアクセスしなければならないときにとても遅く感じるわけです。
それから、中国全土から海外への出口はたいてい上海になっています。北京から日本へアクセスすると、場合によっては、北京→上海→サンディエゴ→米国一週→東京という経路をとります。これもボトルネックの一因になっています。
ちなみに、これは距離は問題ではなく、必要な流量に対して十分な帯域を取っているかと、どれだけホップ数があるかで体感スピードが違ってきます。さらに、経由しているルーターの性能が悪いとそれもボトルネックの要因になります。
しかし、最近はこのアクセススピードも徐々に改善されつつあるように思います。

しかし、中国のインターネットアクセス問題はスピードだけに留まりません・・・
個人的には、正直、検閲がもう少し緩やかになってくれないかと思っています。
Posted by いチロー at 2005年07月27日 22:41
以前話題になった香港のSex141ですが、
現在は何故か本土からもアクセス可能になって
おります。一度ご覧下さい。

感激して頂けると思います。

http://sex141.com/php/main.php

Posted by HK通い at 2005年07月28日 14:04
以前ここでも話題になった香港のサイト、SEX141
ですが、現在何故か中国からもアクセス可能に
なっております。アクセス禁止が解かれたので
しょうか???

アクセス禁止になる前に一度ご覧下さい!

http://sex141.com/php/main.php
Posted by HK通い at 2005年07月28日 14:07
海底ケーブル、みてると楽しいですね〜

HOP数の件は、もうしばらくお待ちください。すいません・・・
Posted by taka@香港 at 2005年07月29日 11:17
HOP数確認、ありがとうございました。
ここ数日、ばたばたしてまして、返事が遅れました。
とりあえず、向こうの方、進めてます。
Posted by 店主 at 2005年08月04日 11:08
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インターネットの舞台裏:海底ケーブル
Excerpt: 海底ケーブルといえば、国同士をつなげる国際通信網。太平洋には、ア  メリカまで伸びるケーブルが敷かれています。    これを管理しているのはKDDI、NTTコミュニケーションズ、グ  ローバルアクセス..
Weblog: 現役コンサルタントが語る!IT業界の裏話
Tracked: 2005-09-07 00:46
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