
深夜3時、、突然パリーン、パリーンと妙な音がしました。
なんだろう?と床を見てみると、なんとそこにはガラスの破片。。。
どうやら上から落ちてきた様子です。
でも、天井には蛍光灯しかありません。。。
天井にある唯一のガラス製品である蛍光灯には損傷なし。。。
はて?どこから降ってきたのか?
考える事数秒、、、またもパリーンという音がして、今度はいくつもの破片が降ってきました。
何もない天井から降るガラスの破片、、、言うまでもなくポルターガイスト現象かと思って、相当ビビリました。。。
その不思議な現象は数分間続き、20個近くのガラスの破片が床に散らばりました。
うぉ〜〜こえぇ〜〜と布団を被って寝た翌朝、、、再度室内のガラス製品をチェックしてみると。。。
なんとガラステーブルの端が欠けていました。
割と大きなガラステーブルなのですが、そのガラス部分が端から端まで綺麗に角が落ちています。
誰も触っていないのに、自然に結合が解けてしまったのでしょうか?
ガラスの自然爆発、、、そうとは知らずに一晩中「あいつ死んじゃったのかな〜」とか考えてしまいました。
心当たりがある人って、こういう時はホントにビビリます。
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夏の夜、とんだ天然クーラーでしたね。
現象は強化ガラス(鋼化玻璃)の自爆のようですが、原因はガラス自体に内在していた異物(未溶解物)気泡又は表面に付いた傷が起点となり、強化ガラスの応力が開放された=割れ。
テーブル端の一部が割れただけとの事ですから、半強化のガラスだった可能性が高いですね。
もしフル強化だったらテーブル全て大音響と共に木っ端微塵だったでしょう。
自爆自体はいつ発生するか全く予想がつかないものですし、購入後に付けた傷が原因でも即割れる事もあれば数ヶ月・それ以上経って割れる事もあります。
ガラスってそんな危険性を秘めているんですか?
今度から気泡に注意して購入するようにしてみます。
透明で平らだったら問題ないと一般的な品質レベルでチェックしてましたが、奥が深いんですね。
怪我する可能性もあるので、検品基準を教えて貰えませんでしょうか?
次回購入の時に参考にしてみます。
強化ガラスの品定めについて簡単に書きます。
自爆の原因はガラスに内在する未溶解物(不透明で白っぽかったり黒かったり色は様々)・気泡又は強化処理後に付いた傷ですから先ずガラスの中に未溶解物・又は気泡が無いか確認しましょう。
大きさですが50cmくらい離れた所からはっきり見える物はNGと判断して良いでしょう。
また異物又は泡がガラスの表面近くにある場合はどんなに小さなものでも自爆する可能性が高いので危険です。
傷については(表面側面全て)爪がひっかかる程度の傷は大きさ(長さ)に関係なく避けた方がよいでしょう。
大きなガラス製品で問題になるのが温度差です。
つまり、熱膨張の差が原因となりえます。
小さな製品は製品全体の温度が同一に変化しやすいですが、大きな製品は部分的に
熱かったり冷たかったりすると熱膨張差で亀裂が生じることがあります。
ガラスで出来た洗面器に熱湯を入れた時に生じ得る現象です。
強化処理を施していない、いわゆる生ガラスであれば熱湯をこぼしたり、熱いヤカンや鍋を置いてしまい熱膨張差により容易に割れてしまいます。
稀に強化ガラスの筈が熱湯に触れただけで割れる事もありますが、この様な場合は強化不良か熱で膨張した部分に偶然不具合(傷や未溶解物・泡)があった場合が考えられます。
正常に処理された強化ガラスであれば、フル強化で200度程度の部分温度差に耐えますし、半強化(業界でいう倍強化)でも100度の熱衝撃に耐えます。
最近中国でも流行っているガラス製洗面器(台)も強化処理されている物なら誤って熱湯だけを流しても割れる事はありませんが、未強化の製品だと熱衝撃で簡単に割れてしまいます。
中国製のガラス洗面器の中には強化を謳いながら未強化だったり、強化ムラで熱衝撃に弱く自爆し易い物があったりしますから、購入時に熱湯ぶっかけ試験をしてから購入すると少し安心かも知れません。
確かにガラスが割れたぐらいでここまで詳しいコメントを頂けるサイトってあんまりないと思います。
みなさんの知識に感謝です。
ありがとうございます。