2005年01月25日

中国小姐ストーリー 騙す女 1

j-3.jpg○雪というその女、人を騙す為に生まれてきたような女だった。
河○省出身、北京の人間ならその土地の出身と聞いただけでウソツキのレッテルを貼る。
出身地で人を判断する事はしたくないが、この女に限っては仕方がないと思えた。
接客時にお客さんの財布・携帯が無くなる事など日常茶飯事、シェアして住んでいる仲間の部屋からモノがなくなる事もあって、小姐仲間からも要注意人物とされていた。
状況証拠は完璧でも、その女はシラを切り続ける。
問い詰めても絶対に認めることはしない。
とにかく厄介な女だった。

j-2.jpg店としても追い出す方針だったが、なにせ尻尾を掴めない。
泥棒っぽいから解雇!なんて事をすれば恨まれるのが関の山、面子を傷付けた代償は公安へのチクリとなって店に打撃を与える事になるだろう。
良い解決案を見つけられない状態で、その女を出勤させ続ける日々だった。
そんなある日、その女が自作自演を演じた。
自分の財布が盗まれたというのだ。
疑われている自分を察知し、自分も被害者を演じる事で少しでも疑惑の念を晴らそうとしての事だったのだろう。
しかし、ミエミエだった。
誰も同情しない、「あっそう」と流されてしまったのである。

ここまで来ると悲劇である、誰にも声を掛けてもらえない女を呼んで事情を聞く事にした。
普通、財布を落としたのならば、精神的に落ち込む筈である。
しかしこの女、喜々として被害を受けた事を語るのである。
被害金額は800元、カネに対する執着心の強い水商売の女であれば、怒り心頭であるべき金額だ。
まったく逆の反応があからさまに怪しい。
まったく悲しい人間である。
posted by Sugar Heel at 01:57| Comment(6) | TrackBack(0) | 中国小姐ストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これに近い人って、普通の職場なんかにもいますよね。一種の病気なので、本人も罪の意識が乏しいのがこまります。病気退職してもらうのがいいけど、難しいし、いい口実を見つけるしかないですよね。
Posted by ロシアの隣人 at 2005年01月25日 11:34
社内などにこういった泥棒とも思える人がいると、全体の雰囲気まで悪くなってしまいます。
あげあし取りして辞めさせるしかないんですが、これも辛いです。
Posted by 店主 at 2005年01月25日 12:07
シリーズ再開お疲れさまです。引き続き楽しみにしています。

ところで、最近「こいつマジに狡いやっちゃな〜」って呆れるような人になかなかお目にかかる機会がありません。っていうか、あまり不愉快な思いをする機会がないんです。こういう時こそきっと何かガックリ落胆するような事件が起こるんじゃないかと、内心ビクビクしています。
Posted by す〜ぐ〜 at 2005年01月25日 19:13
何が起こるんでしょう?
怖いですね。
Posted by 店主 at 2005年01月25日 20:08
うー、続き見たいっす!だけど、今日から旅行行きます。帰ってきてから続き見まっす。
Posted by おつです! at 2005年01月26日 11:05
週一掲載予定ですので、ご安心下さい。
Posted by 店主 at 2005年01月26日 11:51
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