
当時開業していたカラオケ店に面接にやってきた彼女は、僕の第一声「脱げるの?」の言葉に凍り付いた。
どうやら自分ではどういう店なのかを把握していなかった様子、一緒に来た先輩格の小姐は知らんぷりしている。
こういう事は夜の仕事では良くある事で、「北京でよい仕事先があるよ!」との甘い言葉にのせられ、地方から北京まで着いてきてしまう子の多い事多い事。
住み込みでも月に1,500元(20,000円)ぐらいのお給料が貰えるとなると、貧困な地域の人達からすれば夢のような条件なのであろう。
ちなみに僕の知っている地域では、一ヶ月朝から晩まで働いて300元(4,500円)なんて地域もある。
そんな貧困な地域の人達が、夢を抱いて北京にやってくるのも理解できる気がする。
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